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ザ・フォロイングをやっと見終わって

※以下、あくまで鑑賞後の個人的な感想と、若干のネタバレを含みます。

 

『いやー、ひどい。』

 

「ザ・フォロイング」のファイナルシーズン最終話を見終わってすぐに口から出た言葉がこれ。

打ち切り決まる前に撮ったわけじゃないよね?もう決まっててあの終わり方なんだよね?と疑問に思うような終わらせ方だったとはいえ、正直なところ、全てのシーズンの中でシーズン3が一番マシだったと思う。

 

はっきり言おう。このシーズン3であるファイナルシーズンをシーズン1に持ってきて、ここからライアンの孤独な復讐が始まる…てな感じにした方が面白かったんじゃなかろうか。テオが死んだのかも怪しい感じだったし、シーズン2でジョーやクレアが復活するくらいなら、テオリターン!とかの方が、自分的にはすんなり受け入れられる。

 

ジョー・キャロルとかいう、気持ちの悪い話し方でライアンライアンうっさい、ただの自己顕示欲の強いナルシストの構っておじさんなんていらなかった。

クレアとかいう、いつも化粧バッチリで気の強そうな性格が顔にも出てる、なぜ主人公のライアンとジョーが取り合うのか理解しがたい、周りを掻き回すだけの自己中女もいらなかった。

エマとかいう、不遜な態度で小生意気で小憎らしいかわいらしさの微塵もない、行動ワンパターンのジョー依存女もいらなかった。

役柄によるものが多少はあったとしても、そもそも彼らのまとう雰囲気や外見含め、受け付けないというか、嫌悪感しかなかった…。こいつらのせいで見てるこっちもイラつく一方だし、自分にとって、このドラマの中で嫌いなキャラトップ3であり、ツッコミどころ満載なキャラトップ3でもある。

 

初めから、ストラウス師匠と弟子たちVSライアンとFBIの面々。そういう構図の方がまだ見れたと思う。

ジョーがいなくてもテオがいれば十分。クレアがいなくてもグウェンがいれば十分。エマがいなくてもデイジーがいれば十分。

それまでのカルト宗教じみた信奉者やジョーたちは、たいした理由もなく殺したり、行動が謎すぎてついていけなかったし、そんな矛盾した、はちゃめちゃな犯人たちに合わせてる?からなのか、ライアンや、捜査機関であるFBIまでおかしな動きばかりで、コントのような滑稽なやり取りに、見ててだんだん腹が立ってくるような攻防が延々と繰り広げられ、苦痛でしかなかった。

それと比べて、シーズン3に出てきた面々は、犯人チームの方も人間味があったし、キャラとしてもそれぞれ良かったと思う。ところどころ今更かよ?って感じに無理矢理ジョーを出してたところ意外は、ストーリーもそんなに悪くない流れだったと思うし、このドラマ見てて初めて、あんな終わり方するなら続きを見たいかも?と思わせるような内容だった。

少しだけ気になったのは、何であの時退場しちゃったあの人がこのタイミングでいちいちカムバックしてんの?それも中途半端な出方だし…ってのが散見されたところ。制作側や局の大人の事情とかしらね。

 

しかしこのドラマ、これなら打ち切りになるよね、仕方ないっしょ!と思ってしまうようなドラマなのに、よくシーズン3まで続けたよね…

主演のケビン・ベーコンとの契約とか、他の役者との契約の縛りとかあったのかね?じゃなければ、確実にシーズン1で終了、次シーズンの更新なしでいいような出来かと。


ただ、このドラマを見てて唯一よかったと思えることは、テオを演じていたマイケル・イーリーを知れたこと。褐色の肌にあの青い瞳はズルい。相当ヤバイ役演じてても惹かれるものがあった。メガネかけたITガイでも、子供や妻を愛する良きパパでも、妹を溺愛する兄でも、狂気の殺人犯でも、くたびれた格好でも、タキシードでも、どれも違和感なかったもんね。雰囲気や声、演技もよかったし、他の作品も見てみたいなと思える人に出会わせてくれたことはありがたいと思う。

ちなみに、ジョー・キャロルはいつどんなときでもジョー・キャロルでしかないんだよね。そんな人間を何故あれだけの人たちが信奉してるのか、自らの命を捧げようとするのか疑問を抱いた途端、あのドラマの全てが無価値になった。

 

とりあえず夏休みの宿題は終了!よく頑張った、自分!